一定期間のみ働く「期間工」や「契約社員」

3年以上働くことはまずない

工場の求人には、期間工や契約社員といった形で契約を結ぶ仕事も数多くあります。どちらも正社員とは違って、短期間のみ働くことが前提の仕事です。3年以上働く場合は正社員として契約を結ばなければならないと法律で決まっているため、長くても3年より早くに契約を終えることになります。ただ、どの仕事も必ず3年近く働くとは限らず、特に期間工は3ヶ月や半年など、1年以内に満了する契約を結ぶことも多いです。また、契約社員も同様で、半年や1年おきにある契約更新のタイミングで更新をしなければ、そのまま契約は終わります。そのため、何らかの事情で長期的に働き続けるのが難しいという人は、期間工や契約社員が適していると言えるでしょう。

複数のメリットがある

期間工も契約社員も、最初から短期的な契約だということが決まっています。中には正社員に登用されるパターンもありますが、あくまでも一部のみです。ほとんどの場合は長期的な雇用ができないので、そのままでは人が集まりません。そのため、多くの工場では、期間工と契約社員の給与を、高めに設定してあります。さらに、寮を用意していたり、食事補助が出たりするなど、福利厚生が充実していることも珍しくはありません。契約期間の短さをカバーするために、給与と待遇が高水準になるわけです。したがって、長期的に働き続けることができないのが、特に大きなデメリットにならないのであれば、給与の高さと待遇の良さという、複数のメリットの恩恵を受けることができます。